一軒家って住む人次第。築20年の実家のメンテナンス状況

現在は独立してマンション暮らしの私です。

実家は私が中学生の時に建て替えて独立するまでずっと住んでいました。

 

両親が家の建て替えをしたのは、私が中学生の頃です。ハウジングセンターについて言った覚えがあります。

その時の印象は家がきれいで素敵だったとかではなく、とにかく商談が長いと言うことです。

最後に2社のハウスメーカーに絞ったのですが、昼夜を問わず家まで手土産をもってセールスマンがやってきて子供心にハウスメーカーの人って大

変だなと思ったものです。

 

そんな実家の家ですが両親と共に年を重ねてきました。

20年住んできた中で2回、外壁の吹付工事をしました。2回目の吹付工事は予定より早めにしました。

近所で外壁の吹付工事をしている業者さんが「ヒビが入ってからでは遅い」と説明に来られ、近所での評判も愛想も良いと言うことで決めたようで

す。

しかし、工事が終わってしばらくして西側の隣人が「正面の南側と、西側では外壁の色が若干違う。」と忠告してくれました。

どうやら塗装の厚さが違ったせいで色が違って見えたようです。

おとなしい両親もさすがに業者にクレームを言いもう一度塗り直してもらいました。

後に母は、やはり家を建てたメーカーの子会社のメンテナンス会社に頼めばよかったと言っておりました。

 

家の内装工事も築18年目に行いました。ところどころシミがあるもののはがれてもいないし綺麗な壁紙なのにと娘の私は思いました。

自分たちが歳をとりすぎてからでは綺麗にしても意味がないし、家具を移動できないと言う理由からでした。

2階は寝るだけなので必要ないと言うことで、1回のみのクロスの張り替え工事でした。

これも、終わってひと月ぐらいするとダイニングの天井のクロスの継ぎ目に隙間が空いてきました。

職人さんによって作業にばらつきがあることを知りました。

 

その他のメンテナンス場所としては、給湯器、コンロ、レンジフード、シャワー、洗面台、トイレの買い替えをしました。

ここでの失敗は給湯器をつける際に、浴室にミスト式サウナを勧められつけたことです。

実家のお風呂は昔ながらのタイル張りでユニットバスではないのでミストを飛ばしてもサウナのようにはなかなかなりません。

それどころか、ミストでお風呂中がびしょびしょになってしまい、タイルの目地にカビが生える状態になりやすくなってしまいました。

だから、たまに私が帰省して使用しようとしても、母にカビが生えるからやめてと言われています。

何でもつけたら良いと言うものではなく、最新の機器が家の構造にあうかどうか吟味が必要な事例です。

 

実家のビルトインコンロについては1度しか変えたことがなく私としては羨ましい限りです。

私の家のビルトインコンロは魚焼のグリルのセンサーが4年で故障して火がつかなくなってしましました。

メンテナンスの違いか、機械のあたりはずれなのかは分かりませんが。

 

ちなみに近くに同じころに別のハウスメーカーで新築した家があったのですが、そちらの家は吹付工事をまだ20年の間に1度しかしていません。

ハウスメーカーによる推奨するメンテナンス期間の違いなのかどうかはわかりませんが、つくづく家って建てた後もお金がかかるものだと思いま

す。

何でも自由にできる一軒家だからこそ、住む人によってメンテナンスは自分本位でできるものだと思います。

 

私の住むマンションは住人による多数決が必須です。果たして、自分が歳をとったころにメンテナンスできる状態なのか少し不安です。