小学1年生からサッカーを始めた長男。小学6年生の秋には、中学で続けるサッカークラブを決め、夢に向かって頑張る様子が伺いしることが出来
ました。それが、小学校卒業する頃にはだいぶ拗ねた子供になっていき、中学生活が始まってからというもの、携帯のLINE浸りの日々を送り、
サッカー熱も下がってしまった感じだったのです。
休みがちではあるものの、とりあえず練習に向かえば真面目に取り組んでいることは、回りの皆さんからの情報で知ることは出来ました。私は、長
男が卒団してからも、小学生中心のサッカー少年団に指導者として残ることになり、毎週自分の体力維持の意味も含め、子供達と遊ばせてもらって
いるのですが、長男に声を掛けても、なかなか少年団に遊びに来てくれることはありません。時折り遊びにくるOBの姿を見ては、長男も来てくれ
たら良いのにと思うばかりです。
夏休みに入り、長男と会話することも少し増え、少し小学生の頃のような距離感で接する機会も作れました。今日の夕方は、珍しく長男の方から
ボール蹴りたいから付き合ってと声を掛けてきたので、小学校のグランドへシュート練習の相手をしに行ったのです。久しぶりに長男が本気で蹴る
シュートを受けているうちに、私がイメージしていた弾道と違う強さのボールを蹴り始め、たった4ヶ月少々の期間ではあるものの、その成長ぶり
を実感することが出来ました。「とりあえずは頑張ってるんだな」そう思えたのです。
そして、帰り道の公園でジュースを飲んでいると、長男の口から「俺、こんど少年団の練習に顔出してみようかな…」とボソッと言ってくれたので
す。本当に嬉しい瞬間でした。「そうだよ、気持ちに余裕がある時に、遊びにおいで」私はそれだけ言って終わりにしました。あれこれ色々言うタ
イミングではないと思ったのです。
いつかは分かりませんが、少年団の練習に長男がフラッと顔を出しに来てくれる日を、楽しみに待ちたいと思います。