大量か少量生産のどちらに該当するかでめっき装置を選ぶ

めっき装置には、色々な種類があります。それぞれの装置により、生産数などのスペックの違いがあるのです。

そもそもメッキを望む方々は、大量生産だけを希望する訳でもありません。あくまでも少量だけ作りたいとお考えの方々も、たまに見られるので

す。

思えば製品などは、小ロットの受注もあるでしょう。必ずしも大量に受注が発生するとは限らず、あえて少ない数で注文してくるお得意先の方々

も、たまに見られます。しかもその小ロットの発注が頻発するケースも、意外と多いのですね。

ところでめっき装置には、生産数に関する違いがあります。例えばある業者の装置の場合は、大量生産に向いたタイプになるのです。装置のサイズ

も大きめで、一度に多くの製品を作りたい時には、とても便利ですね。ちなみにその装置では、多層膜と呼ばれる方式でめっき加工を行う事になり

ます。

ところが別の装置の場合は、大量生産というよりは少量に向いているのですね。サイズも上記の装置に比べるとかなり小さめですし、緻密な作業を

行うのに向いています。

ちなみに価格は、後者のタイプの方がリーズナブルになってきます。生産能力は低めな半面、その分コストが抑えられているのですね。ですので小

ロットの受注が多いなら、そのタイプの装置が妥当と思われます。

もちろん小ロットの受注だけとは限りません。法人によっては、大口の受注が多発する事もあるでしょう。

 

このように少量もしくは大量のどちらの生産に向いているかは、めっき装置を選ぶ基準の1つになるでしょう。